SMG 全ルート制覇

ゲーム


あまりの高い値段設定に手を出せなかったものの
発作的に購入の決意を固め、安いお値段で売っている店を探し回って購入してから早1ヶ月。
ようやくSMGの「TrueEnd：STAR MINE GIRL」をクリアしました。
セーブデータの時間を確認したところなんと70時間超。
途中テキストスキップや超速スキップで飛ばしたところもあったと思うので普通にやってたら恐らく80時間は下らなかったんじゃないかと。
Fateも相当かかったけど確か60時間ちょいとかそんくらいだったような気がするのでそれ以上。
長かった……、めちゃくちゃ長かった……。
このボリュームは確かにあんだけ高めの値段設定でも仕方ないのかなーとやや納得。
と言ってもそれと作品内部のクオリティが必ずしも一致するわけではないですが。
　
で、2周目のSTAR MINE GIRLまでの感想なのですが……。
正直言って1周目に比べて大味と言うかなんというか一部のルートは？？？と思わずにはいられないところがチラホラ。
1周目はスピカ、ガーネット、ミラルートと前世の記憶がドンドン蓄積していって
そのせいで色んな思いがよぎったり色んな言葉に縛られたりして
それでもより良いEDを目指す為に試行錯誤してより良い選択肢を選んでその過程で思いも色々変わって
という感じで説得力というか時間の積み重ねによる重さっていうのがすごい感じ取れたんですが
2周目は基本的に1ルート分で1本のお話が終わってしまう為にその重さが感じられなかったといいますか
主人公とルート毎のヒロインが親密になっていく過程があまり描写されておらず
"気付いたら好きになってた"的な印象が結構強かったんですよね。
別にそれが悪いというわけではないのですが、1周目が1周目だっただけになんか物足りなさを感じたといいいますか淡白な印象でした。
1周目と途中の流れが大きく変わらなかったりするのもその一因だったのかもしれませんね。
　
後は使い回しの分岐点をミスったのかわざとなのかはしれませんが
使い回しのテキスト部分がちゃんと管理されておらず
ルートの前後関係を考えるとそのテキストを使うことで前後のつじつまが合わなくなる部分が多く
それも2周目はちょっと気持ちがなえさせられてしまた要因の一つじゃないかなと思います。
　
どうせだったら1周目の「She May GO」から「Shoot the Miracle Goal」までと
それ以外の2周目の3人娘の話は完全に別物っぽい流れにしてしまっても良かったんじゃないかなあと思います、もっと思い切って。
もっと言えば「She May Go」から「Star Mine Girl」まで一つの流れにしても良かったんじゃないかなとも思います。
キャラとの絡みも大切ですが、話の繋がりとか重なりとかいう面が非常に重いように思われる本作だったので
もうちょっとこううまく工夫することによってもっと面白く見せれたんじゃないかなと。
で、他の「Sakura Mau Gakuen」とかのお話はそれが終わった後で見せてしまっても良かったんじゃないかな、と。

ただ、これは最後の最後を見てしまうと一概にそうとも言い切れないのが難しいところですね。
あの終わり方"最後まで語られなかった物語の最後"が語り手から解放されてあのタイミングで語られるのは個人的にツボだったので。
以下、各ルートの個人的で簡単な感想。
　

SAKURA MAU GAKUEN

　ぶっちゃけ最後の展開は瓢箪から駒的な流れでしたが終わり方や主人公の関わり方は個人的には1番好きでした。
　1周目では嘘でしかなかった「ICUに入っている」の表現が初めて意味を持ってきて
　一番奇跡を感じさせてくれる内容でハッピーエンドな感じがすごい伝わってきました。
　ただ、1周目と8割方話が被っているのが……1回超速で飛ばしまくってたらあっと言う間にラスト直前まで言ってビビりました。
　後、スピカがエロすぎ。
　

SUPER MIND GAME

　2周目の中では一番話の流れが変わっているように感じられたかも。
　ただ、そのせいか話の流れの辻褄が合わないのが目立ったのもコレだったかも。
　主人公の最後の死亡ラッシュもちょっと笑えました。
　

SEE THE MAGICAL GOLD-STAR

　ハーレムがなくなっただけで結構1周目に近かった印象ですがミラの焼きもちが凄い新鮮。
　1周目はなんだかんだで"みんな一緒にヒデオが大好き"って感じだったので
　その中でミラだけが主人公に好意を寄せて、二人っきりになりたくて意地悪したりというのが良かった。
　

SWEET MEMORY GOES ON

　正直一番「え？」と思ったルート。
　今までの日下部の話の流れからもっとセカイの真実に迫るような話になるのかと思っていたら
　1周目のスピカのBadEDを思わせる逃避行ルート。
　同じルートで途中分岐するミラルートだと真実まで辿り着いていたような物言いを見せていたのでとにかく意外。
　後、日下部エロすｇ
　

SARABA MITSU GETU

　全体的に熱い展開が多かったから2周目では一番好きだったかも。
　でも、まさかラストがラブラブ石破天驚拳になるとは思わなかったですが！！
　後、会長エｒ
　

STAR MINE GIRL

　今までのたくさんのセカイの話がこういう流れに結びつくとは。
　こういうセカイを超えて的なネタは大好物なので個人的には◎
　アリデッドの敬語には思わず笑ってしまいましたがそれもまた新鮮で◎
　ただ、気になったのが「俺が人生リベンジしてたのはお前のためだっつーの」を初め結構ぼやけたままになった設定的なところ。
　意外と設定がほっぽらかしになってて説明しきれてない箇所があるのでこういったところがもっとスッキリしてれば良かったかな、と。
　　
とまあなんだかんだ言ってきましたが
全体的に言わせて頂くと普通に楽しめて面白かったと思います。
そうじゃなかったら70時間超えなんてせずに絶対途中でほおっぽりだしてましたしね。
今年の春にはスマガスペシャルが発売されるらしいのでそちらも買ってみたいと思います。
ただ、今度はもっとCGの種類を増やしてほしいなぁ。
ルート毎にかなりCG枚数あるように見えますがHシーン以外使い回しがほとんどだし！！
フラッシュはムービーで見たようなイラストは一体どこで使われていたんだろうか。
後は、設定のあやふやだったり辻褄が微妙に合ってなかったりするところも是非改善して頂けれb