遠くの空へ消えた


結構CMとかで見かける機会も多く、地下鉄の中吊りなんかにも広告がでており
結構気になっていて見たいみたいと思ってはそのままにしていたところ
どうやら本日上映最終日というところがほとんどらしく慌てて見に行ってきました。……が、正直微妙でした。
以下、感想列挙

  • 開幕から神木隆之介の立ちションシーン
  • パンチラやら立ちションとか自己発電とか性を連想させる描写が多かった。
  • リョウスケよりコウヘイのが主人公ぽかった
  • 話の本筋までの流れが異様に長い&サイドストーリーが無駄に多い
  • 100人の子供たち結束みたいなのが全然描写されてない(ただ集まっただけ)
  • 奇跡がなんか意外とショボカッタ
  • なんか世界観がやけにカオスというかノスタルジックというか不思議で感情移入しにくい
  • コウヘイの親父が帰ってきたあたりが一番盛り上がって面白かった
  • なんかリョウスケ、コウヘイより親父世代の方が格好よかった


総じて話の焦点がぼやけててあっちもこっちも手を出した結果
本筋の設定説明や人物描写が薄い感じになっちゃったっていう印象でした。
サワコ先生の話とか多分もう一つの奇跡を待たずに自分から動いた人というので見せてた気がするんですけど
正直、本筋への絡み方がほとんどないように感じられて独立した話のように感じられたのが残念でした。
あれをもっと本筋へと絡めてくれたらまた印象も変わったと思うんですが。
そんな感じで部分部分「いいな」というのはあっても「面白い!」って感じはなかったのですが
人物の話した言葉は結構印象に残るものがあったので以下に紹介

  • ハチは飛べる身体をしていないんだ。でも、実際には飛んでる。なぜだかわかるかい?ハチは飛ぼうとしたから飛べた
  • 貴方たちはUFOを信じる?信じるかどうかが問題なの
  • 起こそうぜ、奇跡。俺たちの手で奇跡を起こそうぜ


多分、作品全体として受身じゃダメ、信じて行動を起こさないと何も始まらない的なメッセージがあったんでしょうね。
ただ、それが全体を通してぼやけて胸を打つほど強くなかったのが非常に残念。
個人的にはCoccoのテーマソングとCMの上手い演出に過剰期待をしてしまっていたという結果でした。