ライターは大変だ

今週号のファミ通ローグギャラクシーディレクターズカット版の記事より一部抜粋

ローグギャラクシー」は、最後まで遊んでもらいたい作品なんです。
それくらいメッセージ性も強く、素敵なエンディングがまっている作品なので……。*1
             (中略)
本作こそが、レベルファイブが本当に作りたかった
ローグギャラクシー」なんだと強く思いました。


ゲーム雑誌のライターって本当に大変な仕事なんだなと実感しました。
ディレクターズカット版(以下DC版)を絶賛してる内容になってますが
追加要素は本筋に関係なくヘタレなイルカと自己中な人魚が出てくるだけのサイドストーリーと
大した意味合いを持たない武器の追加だけなんですよね。
前作のやりたいことを継ぎ接ぎして統一性のないストーリーと
説明不足、感情移入がどうしてもできない展開なんかはビタイチ変わってません。
確かにゲームバランスは前に比べると多少はまともになったかもしれませんが
基本の設計部分がボロボロなので焼け石に水というか……。
マップの階層を解りやすくするという手法だけとって
単純にマップが長すぎると言う点を何故直さなかったのか不思議でしょうがありません。*2

まあ、基本焼き増しなんでそんなにコストをかけられないでしょうから仕方がないのかもですが。
というかSCEは何故このタイトルのDC版を出そうと思ったんだろう…。
CM効果が上手くいって初週の売り上げだけ結構行ったと聞いたので
もしかするとそれでこれは人気があると勘違いしたのでしょうか。
その後の扱いとかはゲーム系のサイトを少し回るだけでも簡単に把握できそうなものですが。


まあ、そんなタイトルをちゃんと持ち上げて評価しないといけないわけですから
雑誌記者っていうのも大変だなーと思ったわけです。
まあ、それとは別に個人的な意見としては
やっぱりレベルファイブには大作は無理なんだなあと今回のDC版で思いました。
DQ8の勘違いから早く覚めて初心に戻り
小粒ながらも質のいいものを作るようにしてもらいたいと思います、ホントに。
以上、4000円をドブに捨てた男の感想でした。

*1:メッセージ性なんてかけらもないと思います、あるのはシナリオ作成者の自己陶酔だけ

*2:DC版のマップ構成は個人的にRPGで一番やっちゃいけない構造をしている気がします。